今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【覚え方】脳の各部位の機能について簡単に解説」です。では、授業を始めていきましょう。
*今回の記事の構成として、初めに脳の各部位の機能に関する基本問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。
問)次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
1.前頭葉は、計画、判断、評価、創造などの高次精神活動に関係する。
2.前頭葉は、身体位置の空間的認識に関係する。
3.前頭葉は、聞こえた音を識別する聴覚機能に関係する。
4.後頭葉は、視覚と眼球運動に関係する。
5.前頭葉は、情動調節や記憶形成に関係する。
答え)1.前頭葉は、計画、判断、評価、創造などの高次精神活動に関係する。
答え)4.後頭葉は、視覚と眼球運動に関係する。
そこで今回は、それぞれの脳の各部位の機能について解説していきましょう。
1限目:前頭葉は脳全体の司令塔
まず、前頭葉の機能について確認していきましょう。
選択肢の「1」に注目してください。
1.前頭葉は、計画、判断、評価、創造などの高次精神活動に関係する。
この選択肢は、正解です。
前頭葉はよく、実行機能を司る脳全体の「司令塔」や「オーケストラの指揮者」に例えられます。
つまり、それほど脳の機能を維持するのに重要な役割があるということです。また前頭葉は、人の意欲にも関係しているといわれ、いわゆる「人間らしさ」を生み出す脳の部位でもあります。
覚え方は、【どの脳よりも前(前頭葉)に立って、司令していこう!】です。
前頭葉の(前)は「他の脳の(前)に立って引っ張っていこう」って覚えるといいね!
2限目:頭頂葉は空間認識を司る
次に、頭頂葉の機能について確認していきましょう。
選択肢の「2」に注目してください。
2.前頭葉は、身体位置の空間的認識に関係する。
この選択肢は、不正解です。
頭頂葉は、身体位置の空間的認識に関係しているといわれており、その他、痛み、温度、圧力の感覚にも関係しているとも言われています。
3限目:側頭葉は聴覚機能を司る
次に、側頭葉の機能について確認していきましょう。
選択肢の「3」に注目してください。
3.前頭葉は、聞こえた音を識別する聴覚機能に関係する。
この選択肢は、不正解です。
側頭葉は、聴覚機能を司ると言われており側頭葉が聞こえた音を識別する機能があると言われています。
「側頭葉=聴覚機能」って覚えればいいんだね!
呪文のように唱えて覚えてしまいましょう!
4限目:後頭葉は視覚機能を司る
次に、後頭葉の機能について確認していきましょう。
選択肢の「4」に注目してください。
4.後頭葉は、視覚と眼球運動に関係する。
この選択肢は、正解です。
後頭葉には、眼球運動と視覚機能に関係する視覚中枢があると言われています。
「後頭葉=視覚」って覚えればいいんだね!
5限目:扁桃核は情動の調整を行っている
最後に、扁桃核について確認していきましょう。
選択肢の「5」に注目してください。
5.前頭葉は、情動調節や記憶形成に関係する。
この選択肢は、不正解です。
扁桃核は、情動(喜怒哀楽)の調整とそれに伴う身体反応(心拍、血圧、筋肉の緊張等)の生起に関係していると言われています。
まとめ
最後に今回のテーマである「【覚え方】脳の各部位の機能について簡単に解説」のおさらいをしておきましょう。
1.前頭葉は、計画、判断、評価、創造などの高次精神活動に関係する。
2.頭頂葉は、身体位置の空間的認識に関係する。
3.側頭葉は、聞こえた音を識別する聴覚機能に関係する。
4.後頭葉は、視覚と眼球運動に関係する。
5.扁桃核は、情動調節や記憶形成に関係する。
なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。
「参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!
今回の授業は、以上です!
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