【わかりやすく】プライマリーヘルスケアとヘルスプロモーションの覚え方

社会福祉士・合格問題編
皆さん、こんにちは!いっちー教授(@free_fukushi)です。

今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】適刺激と不適刺激について例を交えつつ解説」です。では、授業を始めていきましょう。

いっちー教授
いっちー教授

 

*今回の記事の構成として、初めに世界保健機関(WHO)が提唱した概念や定義に関する基本問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。

 

問)次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1.世界保健機関(WHO)が行なったアルマアタ宣言では、プライマリヘルスケアの重要性が示された。

2.世界保健機関(WHO)がリハビリテーションという言葉を初めて用いた。

3.世界保健機関(WHO)は憲章前文の中で、健康とは、身体的、精神的、社会的、政治的に良好な状態であると定義した。

4.世界保健機関(WHO)が健康寿命とは、健康上の問題が原因で制限されることなく仕事ができる期間と定義した。

5.WHO が提唱したヘルスプロモーションは、ヘルシンキ宣言において定義された。

 

答え)1.世界保健機関(WHO)が行なったアルマアタ宣言では、プライマリヘルスケアの重要性が示された。

 

今回は、世界保健機関(WHO)が提唱した定義や宣言について確認していきましょう。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
社会福祉士国家試験で、よく出題されそうなテーマだよね!



1限目:アルマ・アタ宣言=プライマリーヘルスケア

まず、プライマリーヘルスケアについて確認していきましょう。

選択肢の「1」に注目してください。

1.世界保健機関(WHO)が行なったアルマアタ宣言では、プライマリヘルスケアの重要性が示された。

この選択肢は、正解です

世界保健機関(WHO)は、1975年にプライマリーヘルスケアという言葉を使い始め、ユニセフとともに国際会議の開催を提案しました。そしてその後、1977年には「2000年までにすべての人々に健康を」と提案し、1978のアルマ・アタ宣言に至ったという経緯があります。

 

ここでは、「アルマ・アタ宣言=プライマリーヘルスケア」と覚えてしまいましょう。実際、試験ではこの組み合わせについて問われることがあります。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほどね!
でもなんか、いい覚え方ない??
そうですね〜。
あらま(アルマ・アタ)!プライスレス!(プライマーヘルス)】と覚えるのがおすすめです!(笑)
いっちー教授
いっちー教授

 

2限目:リハビリテーションの意味

次に、リハビリテーションについて確認していきましょう。

選択肢の「2」に注目してください。

2.世界保健機関(WHO)がリハビリテーションという言葉を初めて用いた。

この選択肢は、不正解です

リハビリテーションとは、そもそも、人が人としてふさわしくない状態に置かれた時に、再びふさわしい状態に戻すことを示しています。また、このリハビリテーションは、WHOが定義する以前から使われている言葉だとされています。

 

にゃー吉
にゃー吉
世界保健機関(WHO)が、定義する以前からリハビリテーションの定義があったのは驚きだね!
そうですね。
また、リハビリテーションとは何なのかについてもあわせて覚えておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授

 

3限目:健康の3つの定義について

次に、健康の定義について確認していきましょう。

選択肢の「3」に注目してください。

3.世界保健機関(WHO)は憲章前文の中で、健康とは、身体的、精神的、社会的、政治的に良好な状態であると定義した。

この選択肢は、不正解です

選択肢のように、健康の定義には「政治的に良好な状態である」は含まれていません。

健康の定義については、WHO憲章(1946年)の中で次のように述べられており、

健康とは身体的、精神的、社会的にも完全に良好な状態であり、単に疾患あるいは病弱が存在しないことではない」と定義されています。

 

にゃー吉
にゃー吉
つまり、健康であると言うためには、「身体的精神的社会的」の3つの要素が必要なんだね!
おっしゃるとおりです。健康の定義といえば、すぐにこの3つ(身体、精神、社会)が出てくるように覚えておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授



4限目:健康寿命とは日常生活が制限されない期間である

次に、健康寿命とはどのような期間なのかについて確認していきましょう。

選択肢の「4」に注目してください。

4.世界保健機関(WHO)が健康寿命とは、健康上の問題が原因で制限されることなく仕事ができる期間と定義した。

この選択肢は、不正解です

健康寿命とは、人の寿命において「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。そのため、「健康上の問題が原因で制限されることなく仕事ができる期間」と言う部分が誤りです。

 

この定義は、2000年にWHOが公表しています。また「健康寿命平均寿命−介護(自立した生活ができない)期間を引いた数」と言い換えることもできます。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
あわせて、健康寿命を求める公式も押さえておきたいね!

 

5限目:オタワ憲章=ヘルスプロモーション

次に、ヘルスプロモーションについて確認していきましょう。

選択肢の「5」に注目してください。

5.WHO が提唱したヘルスプロモーションは、ヘルシンキ宣言において定義された。

この選択肢は、不正解です

WHOが提唱したヘルスプロモーションは、1978年の「ヘルスプロモーションに関するオタワ憲章」にて採択されました。そのため、「ヘルスプロモーションが、ヘルシンキ宣言において定義された。」という部分が誤りです。

 

社会福祉士国家試験では、ヘルスプロモーションがアルマ・アタ宣言で定義されたなどと引っ掛けてくることがあります。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほど。つまり、「アルマ・アタ宣言=プライマリーヘルスケア」「オタワ憲章=ヘルスプロモーション」と分けて覚えておく必要があるね!
おっしゃるとおりです。
この2つの組み合わせは、しっかり押さえておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授

 

まとめ

最後に今回のテーマである「【わかりやすく】プライマリーヘルスケアとヘルスプロモーションの覚え方」のおさらいをしておきましょう。

1.世界保健機関(WHO)が行なったアルマアタ宣言では、プライマリヘルスケアの重要性が示された。

2.世界保健機関(WHO)が提唱する以前から、リハビリテーションという言葉は使われていた。

3.世界保健機関(WHO)は憲章前文の中で、健康とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態であると定義した。

4.世界保健機関(WHO)が健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義した。

5.WHO が提唱したヘルスプロモーションは、ヘルスプロモーションに関するオタワ憲章にて採択された。

 

社会福祉士国家試験では、世界保健機関(WHO)が提唱した概念や定義について出題されることがあります。なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
今回の授業では、プライマリーヘルス、リハビリテーション、健康の定義、健康寿命、ヘルスプロモーションについて学習することができました!

福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。

参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!

今回の授業は、以上です!



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