今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】内的帰属と外的帰属について例を交えつつ解説」です。では、授業を始めていきましょう。
*今回の記事の構成として、初めに内的帰属・外的帰属に関する基本問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。
問)次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.「試験に失敗したのは、勉強不足に原因がある」は内的帰属にあたる。
2.「試験に失敗したのは、問題が難しかったことに原因がある」は内的帰属にあたる。
3.「試験に失敗したのは、電車が遅れ遅刻したことに原因がある」は内的帰属にあたる。
4.「試験に失敗したのは、運が悪かったことに原因がある」は内的帰属にあたる。
5.「試験に失敗したのは、自分の能力不足に原因がある」は外的帰属にあたる。
答え)1.「試験に失敗したのは、勉強不足に原因がある」は内的帰属にあたる。
1限目:勉強不足であると考えるのは内的帰属である
まず、内的帰属という考え方について確認していきましょう。
選択肢の「1」に注目してください。
1.「試験に失敗したのは、勉強不足に原因がある」は内的帰属にあたる。
この選択肢は、正解です。
そもそも、内的帰属とはどのような考え方なのかについて説明します。
内的帰属とは、自分に物事の原因を追求することを指します。
例えば、今回の選択肢のように、試験に失敗した原因について「勉強不足」という自分の行為に注目し、それに原因を追求しています。なので、今回の選択肢は内的帰属にあたリます。
物事の原因を自分に追求していれば、内的帰属に該当するってことだね!
そのことを念頭に置いた上で、次の問題に挑戦してみましょう。
2限目:他者の行為に原因を追求するのは外的帰属である
続いて、選択肢の「2」に注目してください。
2.「試験に失敗したのは、問題が難しかったことに原因がある」は内的帰属にあたる。
この選択肢は、不正解です。
今回の選択肢では、物事の原因を自分に追求していません。
むしろ、他人のせいにしていますよね?なので、内的帰属ではありません。
また今回の選択肢のように、物事の原因を自分以外のせいにすることを「外的帰属」といいます。
「自分以外に原因を追求する=外的帰属」といいます。
3限目:電車の遅れに原因を追求するのは外的帰属である
続いて、選択肢の「3」に注目してください。
3.「試験に失敗したのは、電車が遅れ遅刻したことに原因がある」は内的帰属にあたる。
この選択肢は、不正解です。
今回の選択肢では、「電車が遅れた。」という部分がポイントです。
試験がうまく行かなかった原因を、これまた自分ではなく、電車が遅れたことに追求しています。
したがって、電車に関係する他者の行為や自分以外によるものの結果であるため、外的帰属にあたると考えられます。
なので、この選択肢は、内的帰属ではなく、外的帰属に書き換えれば正解です。
4限目:運のせいにするのは外的帰属である
続いて、選択肢の「4」に注目してください。
4.「試験に失敗したのは、運が悪かったことに原因がある」は内的帰属にあたる。
この選択肢は、不正解です。
今回の選択肢では、「運」という部分に注目してください。運のせいするということは、自分ではどうにもできないものだと考えることができます。
つまり、自分以外に原因を追求しているということができます。したがって、この選択肢も外的帰属であるということができます。
なので、この選択肢は、外的帰属に該当するといえます。
5限目:自分の能力不足に注目するのは内的帰属である
最後に、選択肢の「5」に注目してください。
5.「試験に失敗したのは、自分の能力不足に原因がある」は外的帰属にあたる。
この選択肢は、不正解です。
今回の選択肢では、「自分の能力不足」という部分に注目してください。
自分の能力不足ということは、自分にまつわることでよね?
つまり、物事の原因を自分に追求しているということができます。
したがって、この選択肢は内的帰属にあたると考えることができます。
まとめ
最後に今回のテーマである「【わかりやすく】内的帰属と外的帰属について例を交えつつ解説」のおさらいをしておきましょう。
1.「試験に失敗したのは、勉強不足に原因がある」は内的帰属にあたる。
2.「試験に失敗したのは、問題が難しかったことに原因がある」は外的帰属にあたる。
3.「試験に失敗したのは、電車が遅れ遅刻したことに原因がある」は外的帰属にあたる。
4.「試験に失敗したのは、運が悪かったことに原因がある」は外的帰属にあたる。
5.「試験に失敗したのは、自分の能力不足に原因がある」は内的帰属にあたる。
なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。
「参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!
今回の授業は、以上です!
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