今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】循環器系とは?冠状動脈について解説」です。では、授業を始めていきましょう。
*今回の記事の構成として、初めに循環器系に関する問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。
問)次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
1.冠状動脈は大動脈起始部より分岐する。
2.右心房と右心室の間の弁を僧帽弁という。
3.上大静脈と下大静脈は右心房に開口する。
4.肺静脈の中の血液は静脈血である。
5.冠静脈洞は左心房に開口する。
答え)1.冠状動脈は大動脈起始部より分岐する。
答え)3.上大静脈と下大静脈は右心房に開口する。
1限目:冠状動脈の分岐点について
まず、冠状動脈の分岐点について学習していきましょう。
選択肢の「1」に注目してください。
1.冠状動脈は大動脈起始部より分岐する。
この選択肢は、正解です。
心筋は大動脈の起始部(大動脈弁の左半月弁という右半月弁の基部から1cmほど)から出ている左右2本の冠状動脈(左冠状動脈・右冠状動脈)により栄養を受けることで機能しています。
どうやって、そんなに働いているの?
2限目:右心房と右心室の間の弁
次に、心臓の弁について学習していきましょう。
選択肢の「2」に注目してください。
2.右心房と右心室の間の弁を僧帽弁という。
この選択肢は、不正解です。
右心房と右心室の間にある弁は、「三尖弁」と呼ばれています。
また左房室弁は、2枚の弁尖からなる二尖弁であり「僧帽弁」とも言われています。
血液が一定の方向に流れるようにするための仕組みが「弁」なんだね!
3限目:大静脈は右心房に開口する
次に、大静脈について学習していきましょう。
選択肢の「3」に注目してください。
3.上大静脈と下大静脈は右心房に開口する。
この選択肢は、正解です。
上大静脈と下大静脈は、共に右心房に開口しています。
4限目:肺静脈に流れる血液について
次に、肺静脈に流れる血液について学習していきましょう。
選択肢の「4」に注目してください。
4.肺静脈の中の血液は静脈血である。
この選択肢は、不正解です。
肺静脈に流れる血液は「動脈血」と呼びます。
動脈は心臓から出ている血液を通す血管であり、静脈は心臓に血液を戻す血管です。一方で、肺静脈は肺でのガス交換後の血液である動脈血が流れる仕組みになっています。
そういう特徴があるんだ!
5限目:冠静脈洞は右心房に開口する
最後に、冠静脈洞について学習していきましょう。
選択肢の「5」に注目してください。
5.冠静脈洞は左心房に開口する。
この選択肢は、不正解です。
冠状動脈洞(冠静脈洞)は、右心房に開口するのが特徴です。また左右の冠状動脈が心筋に栄養を与えた後、血液は各心静脈から心臓の後面から冠静脈洞という太い静脈に流入し、右心房に直接入る仕組みになっています。
なので、選択肢をみて「静脈」というワードがあるかを探してみるのがおすすめです。
まとめ
最後に今回のテーマである「【わかりやすく】循環器系とは?冠状動脈について解説」のおさらいをしておきましょう。
1.冠状動脈は大動脈起始部より分岐する。
2.右心房と右心室の間の弁を三尖弁という。
3.上大静脈と下大静脈は右心房に開口する。
4.肺静脈の中の血液は動脈血である。
5.冠静脈洞は右心房に開口する。
なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。
「参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!
今回の授業は、以上です!
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