【わかりやすく】キャリアアンカー・キャリアプラトーを解説

社会福祉士・合格問題編
皆さん、こんにちは!いっちー教授(@free_fukushi)です。

今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】キャリアアンカー・キャリアプラトーを解説」です。では、授業を始めていきましょう。

いっちー教授
いっちー教授

 

*今回の記事の構成として、初めにキャリア形成に関する問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。

 

問)次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。

1.キャリアパスの成熟期に着目すると、その発達の度合いは人によって異なる。

2.キャリアプラトーとは、本当の自己を象徴する能力・動機・価値観が組み合わさったものである。

3.年数が経つにつれてキャリアの高原状態に入ることをキャリアアンカーと呼ぶ。

4.キャリアアンカーとは、組織が個人にふさわしいキャリア展開を前もって計画することをいう。

5.メンタリングは、メンティー(メンタリングの受け手)のキャリア形成の促進を目的とする。

 

答え)1.キャリアパスの成熟期に着目すると、その発達の度合いは人によって異なる。

答え)5.メンタリングは、メンティー(メンタリングの受け手)のキャリア形成の促進を目的とする。

 

今回はキャリア形成に関する事柄について学習していきましょう。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
わかりました!



1限目:キャリアパスの特徴について

まず、キャリアパスの特徴について学習していきましょう。

選択肢の「1」に注目して下さい。

1.キャリアパスの成熟期に着目すると、その発達の度合いは人によって異なる。

この選択肢は、正解です

アームストロングは、キャリアパスの成熟期に人々は、成長を続けたり、プラトー状態に陥ったり、停滞もしくは下降状態のいずれかを辿り、その発達の度合いは人によって異なるとしています。

 

要するに、自分の仕事に伸び悩む時期は必ずあるということです。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
たしかに、仕事をしている中ではそういう時期もあるよね。
おっしゃる通りですね。
いっちー教授
いっちー教授

 

2限目:キャリアプラトーの特徴について

次に、キャリアプラトーについて学習していきましょう。

選択肢の「2」に注目して下さい。

2.キャリアプラトーとは、本当の自己を象徴する能力・動機・価値観が組み合わさったものである。

この選択肢は、不正解です

キャリアプラトーとは、勤務年数が経つにつれてキャリアの伸び悩んでいる状態(高原状態)に入ることを指します。

 

にゃー吉
にゃー吉
う~ん。イマイチわからない。
キャリアプラトーとは、組織で働く人に訪れる「停滞状態」のことを指します。言い換えると、ある程度のキャリアの山を登ってきた社員が、それ以上のステップアップを期待できなくなる状態を指します。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほどね。
たしかに、停滞する時期は必ず来るよね。
また一般的に、この状態になったり、あるいはそう感じたりするのは、会社員として中堅から上の管理ミドル層に多いと考えられています。課長や部長として実績はあるものの、これ以上の昇進や昇格は望めない。
あるいは、自分自身の仕事内容に行き詰まりを感じてしまう。それが事実である場合もあれば、事実ではないけれども本人がそう感じているという場合もあります。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほど。そういった意味で、中堅から管理ミドル層の人にとっては成長目標を見失った状態だと考えられるね。
その通りですね。
いっちー教授
いっちー教授

 

3限目:キャリアアンカーの特徴について

次に、キャリアアンカーとは何かについて学習していきましょう。

選択肢の「3」「4」に注目してください。

3.年数が経つにつれてキャリアの高原状態に入ることをキャリアアンカーと呼ぶ。

4.キャリアアンカーとは、組織が個人にふさわしいキャリア展開を前もって計画することをいう。

どちらの選択肢も、不正解です

キャリアアンカーは、シャインが提唱した概念で、キャリアを選ぶ際に個人がどうしても犠牲にしたくないその人らしさを象徴するコンピタンス(成果を生み出す能力)や動機、価値観が複合的に組み合わさった考え方のことを指します。

 

にゃー吉
にゃー吉
う~ん。
イマイチわからないなぁ。
キャリアアンカーとは、「仕事において何を最も大切にするか」という価値観のことを指すんです。キャリア形成において、軸となる「アンカー(仕事に対する価値観)」を把握することで、仕事や人生に求めているものを明確に自覚でき、納得のいく働き方を選びやすくなると考えられているんです。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
たしかに、仕事に対してどういう価値観を持つかはとても大切だよね。
おっしゃるとおりです!また、キャリアアンカーは個人で使用するだけではなく、従業員の特性や能力を測定するためのアセスメントツールとしても活用できます。そのため、組織における人員配置や異動、採用などにキャリアアンカーを活かすことで、従業員エンゲージメントや生産性の向上につながると期待されています。
いっちー教授
いっちー教授



4限目:メンタリングの特徴について

最後に、メンタリングとは何かについて学習していきましょう。

選択肢の「5」に注目して下さい。

5.メンタリングは、メンティー(メンタリングの受け手)のキャリア形成の促進を目的とする。

この選択肢は、正解です

メンタリングとは、知識や経験の豊かなメンター(与え手)と未熟な若年者であるメンティー(受け手)が、定期的・継続的に交流し対話や助言によってメンティーのキャリア面や心理面で、有形無形のサポートを提供することをいいます。

 

にゃー吉
にゃー吉
もう少し、わかりやすく教えてほしい。
メンタリングとは、人材育成や指導の方法の1つで、指導者と受け手がマンツーマンの関係を築き、対話や助言によって気づきを与えたり、動機付け(やる気をださせる)したりする手法のことを指します。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほど〜。
またメンタリングでは指導者側をメンター、受け手をメンティと呼んでいます。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほどね!
選択肢の言葉の意味がわかったよ!

 

まとめ

最後に今回のテーマである「【わかりやすく】キャリアアンカー・キャリアプラトーを解説」のおさらいをしておきましょう。

1.キャリアパスの成熟期に着目すると、その発達の度合いは人によって異なる。

2.キャリアプラトーとは、勤務年数が経つにつれてキャリアの伸び悩んでいる状態(高原状態)に入ることを指す。

3.年数が経つにつれてキャリアの高原状態に入ることをキャリアアンカーと呼ぶ。

4.キャリアアンカーは、キャリアを選ぶ際に個人がどうしても犠牲にしたくない、その人らしさを象徴するコンピタンス(成果を生み出す能力)や動機、価値観が複合的に組み合わさった考え方のことを指す。

5.メンタリングは、メンティー(メンタリングの受け手)のキャリア形成の促進を目的とする。

 

社会福祉士国家試験では、キャリア形成に関する問題が出題されることがあります。なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授

 

福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。

参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!

今回の授業は、以上です!



Follow me!

コメント

タイトルとURLをコピーしました