☆この用語のポイント

いっちー教授
細菌とは、細胞核を持たない原核生物(げんかくせいぶつ)を指します。
☆細菌を簡単に解説
細胞の絵を描いたときに、中央の丸い奴がない生物を細菌といいます。
☆細菌とは何ですか?
皆さんは「微生物」という単語を聞いたことがありますか?「微生物」とは、一般的に「小さい生物」という意味で、寄生虫、カビ、酵母、細菌、ウイルスなど多くの種類があります。
また生物は「細胞」からできていますが、一般的に大きく2種類に分類されます。それらを、簡単にまとめると、次のようになります。
2種類の生物の特徴をまとめると
・「細胞核」がある生物→「真核生物」
・「細胞核」を持たない生物→「原核生物」
・「細胞核」を持たない生物→「原核生物」
突然ですが、皆さんは「細胞を絵で書いてみてください」と問われたら、どんな絵を描きますか?多くの人は長方形の中に丸い円を描き、周囲にそれらしい小器官を描くのではないでしょうか。
その丸い円のことを「細胞核」といいます。(*中学の理科で見たことがあるかもしれません。)
細菌は、細胞核を持たない原核生物であり、通常、細胞の大きさが真核生物の細胞に比べて小さいです。また細菌は、ウイルスとは違い、栄養があれば、自ら成長したり、増えたりすることができます。

いっちー教授
栄養があれば自ら成長するという点においては、人間と同じですね!
☆細菌を一言でまとめると
細菌をめちゃくちゃ簡単に一言でまとめると、「細胞の絵を描いたときに、中央の丸い奴がない生物」のことを指します。
☆細菌についてちょっと補足
一般的に、細胞と聞くと多くの人が「細菌は悪い働きをするものである」と考えがちです。しかし実際は、そうではありません。
たしかに、細菌の中には、食中毒や病気などを引き起こし、人の健康に害を及ぼすものもあります。例えば、「腸管出血性大腸菌」や「サルモネラ」、「カンピロバクター」などは食中毒を起こす細菌としてよく知られています。一方で、細菌には、乳酸飲料や納豆の製造に使われるような役に立つものもあります。

いっちー教授
全ての細菌が一概に身体に害を与えるわけではありません!また社会福祉士国家試験では、身体に害を与える細菌をメインで学習していきます。一緒に細菌分野を攻略していきましょう(;^_^A
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