【わかりやすく】意味記憶・エピソード記憶・手続き記憶を解説

社会福祉士・合格問題編
皆さん、こんにちは!いっちー教授(@free_fukushi)です。

今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】意味記憶・エピソード記憶・手続き記憶を解説」です。では、授業を始めていきましょう。

いっちー教授
いっちー教授

 

*今回の記事の構成として、初めに人間の記憶に関する基本問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。

 

問)次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。

1.愛知県の県庁所在地は、名古屋市である。これはエピソード記憶の例である。

2.意味記憶とは、「日本の都道府県の数は47である」というような、一般的な知識に関する記憶である。

3.幼少期に習得したピアノの曲を、大人になっても弾くことができる。これはエピソード記憶の例である。

4.感覚記憶とは、自転車に乗ったり楽器を演奏したりするときの技能に関する記憶である。

5.昨晩、近くのファーストフード店でハンバーグカレーを食べた。これはエピソード記憶の例である。

 

答え)2.意味記憶とは、「日本の都道府県の数は47である」というような、一般的な知識に関する記憶である。

答え)5.昨晩、近くのファーストフード店でハンバーグカレーを食べた。これはエピソード記憶の例である。

 

今回は、人間の記憶に関する内容を学習していきましょう。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
人間の記憶一つとっても、いろいろな記憶形態があるんだね!



1限目:「1年は365日である」は意味記憶である

まず、意味記憶について学習していきましょう。

選択肢の「1」に注目してください。

1.愛知県の県庁所在地は、名古屋市である。これはエピソード記憶の例である。

この選択肢は、不正解です

設問は、意味記憶に関する説明です。意味記憶とは、いわゆる「知識」のことを指します。例えば、「1年は365日である」「日本の首都は東京である」「1時間は60分である」などがその例です。

では同じように、選択肢の「2」を解いていきましょう。

選択肢の「2」に注目してください。

2.意味記憶とは、「日本の都道府県の数は47である」というような、一般的な知識に関する記憶である。

この選択肢は、正解です

もう一度確認ですが、意味記憶とは一般的な知識全般を指します。そのため、「日本の都道府県の数は47である」というような内容は、まさに意味記憶に該当します。

 

にゃー吉
にゃー吉
何か、意味記憶かどうかを見極めるコツってない?
意味記憶かどうかを見極めるコツは、「○○は□□である。」のような表現があるかないかです。これに気づければ、ほぼ100%の確率で意味記憶に該当します。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほど!意味記憶は、一般的な知識に関する内容だから、「○○は□□である。」みたいな表現は意味記憶になるんだ!
おっしゃるとおりです。
いっちー教授
いっちー教授

 

2限目:体で覚えるは手続き記憶である

次に、手続き記憶について確認していきましょう。

選択肢の「3」に注目してください。

3.幼少期に習得したピアノの曲を、大人になっても弾くことができる。これはエピソード記憶の例である。

この選択肢は、不正解です

設問は、手続き記憶に関する説明です。

手続き記憶とは、「技能の習得」に関する記憶全般を指します。

いわゆる、「体で覚える」という事柄は手続き記憶に該当します。例えば、「久しぶりにスキーに出かけたが、体が覚えていた」「全然乗っていなかったが、自転車に乗ることができた。」「普段は、車の運転をしていないが、久しぶりに運転したらできた。」などがその例です。

 

にゃー吉
にゃー吉
なるほど。
よく私達が口にする「体で覚える」は、手続き記憶が大きく関与しているんだね!
おっしゃるとおりです。
この手続き記憶については、しっかり押さえておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授

 

3限目:感覚記憶はすぐに忘れてしまう

次に、感覚記憶について確認していきましょう。

選択肢の「4」に注目してください。

4.感覚記憶とは、自転車に乗ったり楽器を演奏したりするときの技能に関する記憶である。

この選択肢は、不正解です

感覚記憶とは、視覚や嗅覚、味覚等の刺激が感覚器官に入って生じ、数秒程度しか保持されない記憶のことをいいます。

 

にゃー吉
にゃー吉
うーん。
イマイチ、感覚記憶についてわからない(笑)
例えば、最近食べたご飯の味を正確に覚えていますか?
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
味?そんなの食べてるときしか、わからないよ(笑)
また、同じ食事をすれば思い出せるかもしれないけど。。。
そう!まさに、それが感覚記憶なんです。感覚記憶では、美味しい物を食べたとしてもその味を長く覚えておくことができません。しかし、同じ食事をした時にその味を思い出すこともできるんです。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほど。今の例では、味覚(舌)で感じた記憶だったけど、他に嗅覚であれば鼻、視覚であれば目といった感覚器官での記憶が感覚記憶に該当するんだね!
おっしゃるとおりです。
いっちー教授
いっちー教授



4限目:エピソード記憶は自分の経験

最後に、エピソード記憶について確認していきましょう。

選択肢の「5」に注目してください。

5.昨晩、近くのファーストフード店でハンバーグカレーを食べた。これはエピソード記憶の例である。

この選択肢は、正解です

エピソード記憶とは、「自分の身に起きた出来事を覚えていること」を指します。

例えば、「新婚旅行でスペインのバルセロナに行った。」「昨日の昼に、近くの公園に花見に行った。」「先月、親族で集まった。」などがその例です。

 

にゃー吉
にゃー吉
つまり、自分が経験した出来事を覚えているのがエピソード記憶ってこと?
おっしゃるとおりです。なので、今回の選択肢のように「近くのファーストフード店でハンバーグカレーを食べた。」などの出来事に関係する文言が出てきたら要注意です。
いっちー教授
いっちー教授

 

まとめ

 

最後に今回のテーマである「【わかりやすく】意味記憶・エピソード記憶・手続き記憶を解説」のおさらいをしておきましょう。

1.愛知県の県庁所在地は、名古屋市である。これは意味記憶の例である。

2.意味記憶とは、「日本の都道府県の数は47である」というような、一般的な知識に関する記憶である。

3.幼少期に習得したピアノの曲を、大人になっても弾くことができる。これは手続き記憶の例である。

4.感覚記憶とは、視覚や嗅覚、味覚等の刺激が感覚器官に入って生じ、数秒程度しか保持されない記憶のことをいう。

5.昨晩、近くのファーストフード店でハンバーグカレーを食べた。これはエピソード記憶の例である。

社会福祉士国家試験では、人間の記憶について出題されることがあります。
なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
今回の授業では、意味記憶、手続き記憶、感覚記憶、エピソード記憶について学習することができました!

福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。

参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!

今回の授業は、以上です!



Follow me!

コメント

タイトルとURLをコピーしました