今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】活動と参加の違いについて解説」です。では、授業を始めていきましょう。
*今回の記事の構成として、初めに国際生活機能分類(ICF)に関する問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。
問)次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.生活機能と障害の構成要素は、環境因子と個人因子である。
2.参加とは、課題や行為の個人による遂行のことである。
3.国際生活機能分類(ICF)における生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。
4.国際生活機能分類(ICF)における活動は、能力と実行状況で評価される。
5.国際生活機能分類(ICF)における活動とは、生活や人生場面への関わりのことである。
答え)4.国際生活機能分類(ICF)における活動は、能力と実行状況で評価される。
1限目:生活機能と障害の構成要素
まず、国際生活機能分類(ICF)の生活機能と障害の構成要素について学習していきましょう。
選択肢の「1」に注目してください。
1.生活機能と障害の構成要素は、環境因子と個人因子である。
この選択肢は、不正解です。
生活機能と障害の構成要素には、「心身機能と身体構造」及び「活動」と「参加」があります。
2限目:活動と参加の違いについて
次に、活動と参加の違いについて学習していきましょう。
選択肢の「2」に注目してください。
2.参加とは、課題や行為の個人による遂行のことである。
この選択肢は、不正解です。
活動と参加の違いについてはしっかり区別して覚えておきましょう。
まず、参加についてです。参加とは、生活・人生場面への関わりのことを指します。
これに対し、活動とは、課題や行為の個人による遂行のことを指します。
その違いは、明確にしておきましょう。
3限目:【おさらい】生活機能について
次に、選択肢の「3」に注目してください。
3.国際生活機能分類(ICF)における生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。
この選択肢は、不正解です。
生活機能には、「心身機能・身体構造」、「活動」及び「参加」の3つがあります。
選択肢は「参加」が抜けているんだね!
よく気づきましたね!
4限目:活動と参加の評価方法
次に、国際生活機能分類(ICF)の活動と参加の評価方法について学習していきましょう。
選択肢の「4」に注目してください。
4.国際生活機能分類(ICF)における活動は、能力と実行状況で評価される。
この選択肢は、正解です。
活動と参加は、二つの構成概念(能力と実行状況)によって評価されます。
5限目:【おさらい】活動と参加の違い
最後に、選択肢の「5」に注目してください。
5.国際生活機能分類(ICF)における活動とは、生活や人生場面への関わりのことである。
この選択肢は、不正解です。
もう一度、活動と参加の違いについて確認しておきましょう。
まず、活動についてです。活動とは、個人による課題や行為の遂行のことを指します。
一方で、参加とは、生活や人生場面の関わりのことを指します。
まとめ
最後に今回のテーマである「【わかりやすく】活動と参加の違いについて解説」のおさらいをしておきましょう。
1.生活機能と障害の構成要素は、心身機能と身体構造及び活動と参加がある。
2.活動とは、課題や行為の個人による遂行のことである。
3.国際生活機能分類(ICF)における生活機能とは、心身機能・身体構造及び活動と参加から構成される。
4.国際生活機能分類(ICF)における活動は、能力と実行状況で評価される。
5.国際生活機能分類(ICF)における参加とは、生活や人生場面への関わりのことである。
福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。
「参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!
今回の授業は、以上です!
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