【わかりやすく】認定社会福祉士制度を簡単に解説

社会福祉士・合格問題編
皆さん、こんにちは!いっちー教授(@free_fukushi)です。

今日も社会福祉士国家試験の合格に向けて一緒に勉強していきましょう!今回のテーマは、「【わかりやすく】認定社会福祉士制度を簡単に解説」です。では、授業を始めていきましょう。

いっちー教授
いっちー教授

 

*今回の記事の構成として、初めに認定社会福祉士に関する問題を出題します。その後、問題の解答解説を行い、理解が深められる構成になっています。

 

問)次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。

1.認定社会福祉士制度の必要性は、2000年の社会福祉事業法改正時の附帯決議に盛り込まれた。

2.認定社会福祉士は、所属組織以外の分野における高度な専門性を発揮できる能力を有するものとして位置づけられている。

3.認定社会福祉士は、一定の実務経験と認定試験に合格することが要件とされている。

4.認定社会福祉士は、高齢分野、障害分野、児童・家庭分野、医療分野など、分野ごとに認定される。

5.認定社会福祉士及び認定上級社会福祉士は、関係団体が参画する組織によって認定される。

 

答え)4.認定社会福祉士は、高齢分野、障害分野、児童・家庭分野、医療分野など、分野ごとに認定される。

答え)5.認定社会福祉士及び認定上級社会福祉士は、関係団体が参画する組織によって認定される。

 

今回は、認定社会福祉士について学習していきましょう。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
認定社会福祉士は、社会福祉士よりも上位の資格だね!



1限目:2007年に認定社会福祉士が問われた

まず、認定社会福祉士の必要性がいつ出てきたのかについて学習していきましょう。

選択肢の「1」注目してください。

1.認定社会福祉士制度の必要性は、2000年の社会福祉事業法改正時の附帯決議に盛り込まれた。

この選択肢は、不正解です

認定社会福祉士制度の必要性は、2007年の社会福祉士及び介護福祉士法の改正法成立時に、国会で附帯決議に盛り込まれました。

 

にゃー吉
にゃー吉
認定社会福祉士は、2007年から注目された資格なんだね!
おっしゃるとおりです!
あと、2000年といえば何の法律が施行されましたか?
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
介護保険法です!
素晴らしい!よく勉強してますね!
いっちー教授
いっちー教授

 

2限目:認定社会福祉士の位置づけ

次に、認定社会福祉士の位置づけについて学習していきましょう。

選択肢の「2」に注目してください。

2.認定社会福祉士は、所属組織以外の分野における高度な専門性を発揮できる能力を有するものとして位置づけられている。

この選択肢は、不正解です

認定社会福祉士は、所属組織における相談援助部門で、高度な専門性を発揮する者だとされています。

 

にゃー吉
にゃー吉
つまり、認定社会福祉士は、普通の社会福祉士よりも高い専門性を持つ人のことを言うんだね!
おっしゃるとおりです!
いっちー教授
いっちー教授

 

3限目:認定社会福祉士に認定されるための条件

次に、認定社会福祉士に認定されるための条件について学習していきましょう。

選択肢の「3」に注目してください。

3.認定社会福祉士は、一定の実務経験と認定試験に合格することが要件とされている。

この選択肢は、不正解です

認定社会福祉士に認定されるには、一定の実務経験を含んだ要件を満たすことが必要だとされており、認定試験の合格は要件とされていません。

一方で、認定社会福祉士よりも更に高度な専門性を有する「認定上級社会福祉士」では、認定試験の合格が要件の一つとされています。

 

もう少し細かく言うと、認定社会福祉士になるためには、「社会福祉士資格を持っていること」や「定められた経験・実績があること」、「認証された研修を受講していること」などの要件を満たす必要があります。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
なるほどね!
一方で、認定上級社会福祉士になるためには、「認定社会福祉士であること」や「教育・研究・社会活動の実績があること」、「口述試験と論述試験に合格すること」などの要件を満たす必要があります。
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
ふむふむ。
やっぱり、認定上級社会福祉士の方が難しいんだね。
そうですね。したがって、認定上級社会福祉士になるためには、より高度な専門性を有する必要があります。
いっちー教授
いっちー教授



4限目:認定社会福祉士を分野ごとに認定される

次に、認定社会福祉士はどのようにして認定されるのかについて学習していきましょう。

選択肢の「4」に注目して下さい。

4.認定社会福祉士は、高齢分野、障害分野、児童・家庭分野、医療分野など、分野ごとに認定される。

この選択肢は、正解です

認定社会福祉は、分野ごと(高齢分野障害分野児童・家庭分野医療分野地域社会・多文化分野)で認定されます。一方で、認定上級社会福祉士は分野ごとの認定ではなく、自らの実践に加え、複数の分野にまたがる地域の課題について実践・連携・教育する者だとされています。

 

にゃー吉
にゃー吉
なるほど。認定社会福祉士は、高齢分野、障害分野、児童・家庭分野、医療分野、地域社会・多文化分野の5分野で認定されるんだね。
そのとおりです!
いっちー教授
いっちー教授
にゃー吉
にゃー吉
一方で、認定上級社会福祉士は分野を問わず、全てに精通する人がなれる資格なんだね!
おっしゃる通りです!
それぞれの特徴についてはしっかり押さえておきましょう!
いっちー教授
いっちー教授

 

5限目:認定社会福祉士を認証・認定する機関

最後に、認定社会福祉士を認証・認定する機関について学習しておきましょう。

選択肢の「5」に注目して下さい。

5.認定社会福祉士及び認定上級社会福祉士は、関係団体が参画する組織によって認定される。

この選択肢は、正解です

認定社会福祉士並びに認定上級社会福祉士の認定及び認定制度の対象となるケースを認証するのは「認定社会福祉士認証・認定機構」だとされています。

この機関は、社会福祉士の増進に寄与する団体で、機構の目的に賛同した団体を正会員とする任意団体であり、公正中立な第三者機関だと言われています。

 

にゃー吉
にゃー吉
なるほど!認定社会福祉士、認定上級社会福祉士の認定・認証に関しては、この「認定社会福祉士認証・認定機構」が行うんだね!
おっしゃる通りです!「どこが認定社会福祉士、認定上級社会福祉士を認定・認証するのか?」は試験でも問われることがあるのでしっかり押さえておきたいものです!
いっちー教授
いっちー教授

 

まとめ

最後に今回のテーマである「【わかりやすく】認定社会福祉士制度を簡単に解説」のおさらいをしておきましょう。

1.認定社会福祉士制度の必要性は、2007年の社会福祉士及び介護福祉士法の改正法成立時に、国会で附帯決議に盛り込まれた。

2.認定社会福祉士は、所属組織における相談援助部門で、高度な専門性を発揮する者だとされていた。

3.認定社会福祉士は、一定の実務経験を含んだ要件を満たすことが必要だとされており、認定試験の合格は要件とされていない。

4.認定社会福祉士は、高齢分野、障害分野、児童・家庭分野、医療分野など、分野ごとに認定される。

5.認定社会福祉士及び認定上級社会福祉士は、関係団体が参画する組織によって認定される。

 

社会福祉士国家試験では、認定社会福祉士制度に関する問題が出題されることがあります。なので早い段階でこれらの報告の内容については押さえておきましょう。
いっちー教授
いっちー教授

 

福祉イノベーションズ大学では、社会福祉士国家試験の合格に向けて試験に出る箇所を中心に、情報発信をしています。

参考書や問題集を解いただけではわからない…。」という方は、今後も参考にしてください!

今回の授業は、以上です!



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